散歩道

弁理士試験の話から。その先どこに行くかは未定です。

柔軟な頭

 クレームについてグループディスカッションをしていると、同じ発明に対して、自分とは全く異なる角度から見ていたり、気に留めなかったポイントを注視している方がいて「発見」があります。  ♯「こだわり」のある方も^^;

 弁理士の仕事は、発明者が見ているのと同じ視点で見ることからスタートし、さらに様々な異なる視点で見ることができる能力を求められるのでしょう。

 最終的にどういうクレームを挙げるかは、対象の発明だけでなく、その時の周りの技術開発や、先の市場動向なども踏まえる必要があり、きっと答えは一つでは無い。特許出願するような技術だと、本当に市場に出回り一般に知られるようになるのは、かなり何年も先の事になるので、物になるか否かの判断は特に難しいですね。

 

 弁理士試験では、短答試験はもとより論文試験でも「正解」は決まっており、それを答えないと合格できない。論文試験で「判例の結論はこうだけど、自分はこう思う」なんてことを書いたら、「君の意見は聞いてないよ」となってしまう。

 ですがやはり、正解を導き出すためには、問題文を複数の角度から見ることができる柔軟な思考能力は求められてるのかなあ、と思います。

 論文試験は無論そうですが、短答試験の問題文も練ってあり手ごわい。「いかなる場合でも」や「みなされる」は誰もが注意するでしょうが。

 例えば、あたかも「前提」のように記載されていることが、実はそこが間違いだった!⇒H26問題[13] なんていうさらっと読んでしまいそうな箇所に落とし穴があることも。

 完璧に理解していれば難なくクリアできるのでしょうが、そこに到達するのは一体いつになるんでしょう?となると、やはり過去問で「問われ方」に慣れるのと、何よりも本試験当日に柔軟に対応できる「集中力」が必須。そのためには体調も万全で臨みたいですね。

 条文や判例に対しては「素直」に接する。♯自分のこだわりはひとまず横に置いて

 問題文に対しては若干「懐疑的」に接する。

 逆にならないように気を付けましょう。

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