論文試験に向けた最初の一歩
弁理士試験の1年目、短答試験から論文試験までのこの時期、一言で言うとぼおーと過ごしていました。
論文試験に対してはほぼ手付かずだったため、幸運にも短答試験を通過したものの何から手を付ければ良いのかわからない。過去問を解いてみてもさっぱりできない。という状況で「どうしよう、どうしよう、、、」と空回りするだけで、そのまま論文試験当日を迎えてしまいました。
それと同時に短答試験の結果が思いのほか高得点だったため「四法でこんなに取れたのだから、ひょっとすると論文試験もするっと通過できるかも?」と思う事も。何とも矛盾した話ですが、それ程、自分の実力や状況を把握できていなかったという事です。
結局まともに「書く」という練習をすることなく論文試験を受けることとなり、試験の直前時期には「なんで短答試験通ってしまったんだろう!?」と恨めしく思うように。
弁理士試験の勉強中で、この期間が最悪の1ヶ月です。
もしも皆さんの中で同じように、論文試験に向けた勉強をほとんどしておらず、何から手をつけたら良いのか途方にくれている方がいらしたら、私のおすすめは、今すぐに「過去問」をやってみることです。
先ずは、昨年か一昨年あたりの特許、意匠、商標の過去問を「一つ」やってみる。丁寧に問題文を読み、事実の時系列の図を書き、条文番号だけでもいいので答案構成をざっとやってみて、解答の全文書きをしてみる。
♯ さっと問題文を読んで、さっぱりわからないので解答を読んで「ふむふむ」、、これでは意味なしです。
できれば本試験と同じ制限時間を意識して。全文書きは予備校などで販売している論文用紙を使うことを(これは強く)おすすめします。
青本の趣旨や判例など覚えていなくて書けない、事実+条文も何だかうまく書けない、、、問題山積みかもしれません。それでも「とにかく一度真剣に書いてみる」最初の一歩としておすすめします。
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