短答 過去問の活用
四法の過去問は、年が明けて、予備校の短答答練が始まるまで、全く手付かずでした。強いて言えば、夏に一度、その年の短答試験の問題60問をざっとやってみて、ほぼ全滅。。。
答練では、そこそこ理解が進み、条文も頭に入っていた特許は何とかなりましたが、意匠と商標は悲惨な結果。
意匠と商標は、問題が「そもそも何を聞いているのか?」が、さっぱりわからなかったのです。そこで慌てて短答過去問に着手。
《四法 過去問の活用》
必ず、全ての問題が「いくつか問題」だと思い、各枝ごとに「根拠まで正確に言えるか」を確認しながら、時間をかけて進めていきました。
まわしたのは、1回+0.7回+0.3回+0.9回ほど。
ステップ1 「捨てる」
最初の1回目はさらっと流して、完全にわからなかった、知らなかった!枝は捨てました。これからその条文を追っても頭に入らないと思いましたので。これが約1割強。
あとは、A:根拠もバッチリ B:正解したけど根拠あやふやor間違えた に分類し、Bをさらにまわしました。
「根拠あやふや」は、間違えたのと同じと扱う。
ステップ2 「徹底的に分析して残す」
過去問と答練で、間違えてしまったもの、根拠があやふやだったものは、条文とレジュメで確認し、情報一元化したレジュメに書き込んでいきました。♯レジュメに一元化しておいて大正解。
ここでポイントは、「何をどう間違えたのか、出来るだけ具体的に書く」事です。
いつも勘違いすることや忘れてしまうことって、ありますよね? それを出来るだけ具体的に、色の違うペンで書き込んだり、ポストイットに書いて貼ったりしました。どうして間違えたのか? 理由を分析して、具体的に残す。根拠があやふやなものも同様。
また、一つの枝問から「気になること」を次々と追っていき、結果、一枝に1時間位かけることもありました。
なので過去問を「何回も」まわしている時間は、全くありません。
短答試験の勉強では、条文を頭に入れることは大切ですが、最終的には、本試験の各枝が、◯か✕かを間違わずに解答することがゴール。
他の誰でもない、「自分が」よく間違うところとその理由は、自分しかわかりません。それを丁寧にメモ。
この「情報」が、短答試験直前に役立ちました。
結果、本試験(平成26年)で、四法では36点。
いくつか問題のオンパレードでしたが、特許の審判と侵害訴訟、商標のマドプロ、ヤマが当たった助けもあり、迷った枝も殆どありませんでした。