散歩道

弁理士試験の話から。その先どこに行くかは未定です。

商標法からの逃避

 勉強記録メモを見ると、二年前の今頃、一週間以上まったく勉強していません。

 忙しくて時間が無かったのではなく、完全に逃避。

 

 入門コースを受講していた私は、ほとんどE先生のレジュメと講義だけで勉強していました。特許と意匠はそこそこ順調?に進めていたのですが、最初頃の入門講座で何となくわかった気でいた商標は後回し。

 3月になって答練も商標の回があり、そろそろ商標法にも本気で手をつけないとなあ、、と思い、いざ始めてみると。。。

 最初の2条3項「使用」でいきなり躓いて、「用に供する」って一体全体誰が使う言葉!?、4条の頭の方はまるで「クイズ番組の問題」みたい、何度読んでもどうしても「地団」の要件が覚えられない、「取消審判」は同じようなのが幾つも並んでるようにしか見えない、「防護標章」はいきなり変な所に条文が出てきて得体が知れない、「色違い」??、「セントラルアタック」???

 

 そこで何をしたかと言うと、やはり後回しにしていた「条約」の勉強をすることにしました。商標法からの逃避で条約です。これが傷口に塩を塗ったようなことになり。。。PCT規則を読んでいる内に「絶対に無理」とふてくされ、勉強放棄となりました。

 ♯ 今になって冷静に考えると、春の入門コース受講開始から1年弱、そんな挫折感を感じずにやってこれていた方が奇跡に近く、幸せだったと思います。♯

 

 そんな時に見つけたのが、以前ブログに書いたB先生の講座です。

 おかげで商標法に何とか目途がつき、マドプロもわかった様な気がするという嬉しいおまけも付いてきて、そうなるとPCTやTRIPsも何とかなるんじゃないかという気持ちになり。。。   ♯そこは見当違いなんですが、上向きの勘違いなので良しとして。

 

 一つの講座を繰り返して聴き、レジュメをボロボロになるまで読み返すのが良いし、事実、私自身も特許や意匠はそうしました。しかし人間(私)は弱い生き物なので、自力ではどうしようもない時があります。

 あまり色々なものに手を出し過ぎると、発散して自爆する恐れがありますので、それはお勧めできませんが、

 ピカピカの新しい教科書をもらうと気分が上がるのは、子供も大人も同じ。行き詰った時には、新しい講座を受けてみるのも一つの手だと思います。一点、何のために受けるのかを、自分で明確&納得して受けるのをお忘れなく。

  

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