散歩道

弁理士試験の話から。その先どこに行くかは未定です。

受講した講座

 弁理士試験の勉強一年目の時に「こんなこと知りたかったなあ」と思う事を書きます。と言いながら、具体的なことを何も書いてないので、今日は私が受けた講座についてと、個人的な感想を。

《入門講座》

 最初に受けたのは「LECの入門コース」梅田のE先生です。大先生です。

 さすが20年以上というベテラン弁理士の先生なので、講義の内容が充実していて、話にぐいぐい引き込まれていく

 大概の講師の方は、条文の趣旨・背景で、キーワードはどれか、青本の記載をコンパクトにまとめるとこうなって、といった説明をしてくれますが、

 E先生はそこで終わらず、公になってる趣旨の、そのまた背景のホントのところを語ってくださって、その話が興味深く、おかげで理解もできるし記憶に残る

 特許法なら特許法の、根底に流れる考え方や目的に、照らし合わせて説明してくださるので、話にぶれがなくて納得いく。

 ♯ それまでの人生でおよそ使ったことの無い「言葉」を、キーワードだから覚えましょうね、と言われただけでは覚えられません。

 ♯ 入門生の時は気づきもしませんでしたが、E先生の話を繰り返し聞いているのと聞いてないのでは、後々、論文や口述に至るまで、全然違ってくる、と最後頃になってわかりました。

 レジュメの内容も充実。まず視覚で「図」を頭に入れてから、知識を補充。短答試験には、このレジュメと条文だけで充分で、青本、審査基準、改正本などは、手をつけませんでした。

 ♯ 正確には持っていなかった;これっていいのか悪いのかは、正直わかりません。ただ短答試験の問題で「知らないこと」は出てきませんでした。

 生で1回、webで3回位講義を聞きました。倍速どころか、しょっちゅう停止して、講義の内容をレジュメに書き加えてましたので、倍速に換算したら、かなりの回数聞いたことになるかも。

 なので、短答試験直前には、29の2と国優の絡みや、無効審判など、重要なところは、「レジュメと先生の講義をここで再現しろ」と言われたら出来る位まで、頭に入れていました

 2年目の論文の勉強でも、結局この短基礎レジュメを知識補充に利用。なんせ体の一部のようになっていたので。

《追加の講座》

 どうしても後回しになる「商標法」が全然覚えられなくて、困っていたところ、B先生の講座を見つけてweb受講しました。たしか3月頃からです。短答直前;

 このことが大当たりでした。

 レジュメは「表」が多用してあり、しかも四法が横断的に作ってあるので、商標だけでなく、特許と意匠の知識を整理して定着させることにも、とても役立ちました。レジュメに条文が掲載してあるのも親切。直前期はちょっとした時間節約も嬉しい。

 また、お手上げだった「マドプロ」についても、すっきり頭を整理することが出来ました。短答試験ではしっかりマドプロが出たので大助かりです。この直前講座を受けなければ、確実に2点は失っていました。2点は大きい!

《最後に》

 入門コースというベースと、補充のために受けた講座がしっかりかみ合ったのが、とても幸運でした。

 他の講師の方の講座も、結構いろいろと申し込みましたが、「オリジナルレジュメ 」という名目ながら、先生ご自身でなく、LECの方が作っているのでは?と思われるレジュメの多くは、どこか堅苦しくて。。。読むのつらいので諦めました。 ♯ LECさん、ごめんなさい;; 

 但し、条文と同様に、確認するために、辞書のように使わせてもらいましたので、無駄にはなっていません。とフォロー;;

 試してみないと自分に合うものは見つけらない、と同時に、せっかく受講料払ったからと執着せず、自分に合うものを見つけたらそれを何度も何度も繰り返す。

 

にほんブログ村 資格ブログ 弁理士試験へ
にほんブログ村