短答本試験での見直し30分
まさか今年の年末年始も勉強することになるとは!想定外。
実は、弁理士試験の勉強を始める前は、今やっている実務修習の内容に近いものが、弁理士試験の内容だと思っていました。知財調査や特許出願の明細書を作成する、スキルの検定試験だと思い込んでいたのです。こんなに本格的な法律の試験だとは考えておらず、当然ながら商標法や条約などが試験科目にあるともつゆ知らず。
LECの入門コースに通い始めてから、徐々に全貌が分かってきて、「こりゃ、大変なものに手を出してしまった!」
それでもなお、一年間真面目に予備校に通って勉強すれば、合格できるものだろうと思っていました。資料で合格率の推移グラフなどを見るには見ましたが、一般に資格試験というものは、受けるだけ受けてみようという人や、独学の人が多いから合格率が低い。そう考えていたのです。
思い込みは怖いものです。ですがそのおかげもあり、短答試験の当日は、かなり落ち着いていました。あんなに勉強したんだから、きっと何とかなるだろうと。
短答の本試験、一応60問を解き終えたところで3時間弱。
全部答え出してからマークする、後半の方が問題が易しいので後半から始める、特許なら特許だけ拾ってやっていく、と色々な作戦を聞きますが、
不器用な私は、そんなことをしたら、問題飛ばして、マークミスするのは目に見えていたため、1問目から順番にマークシートも塗っていきました。
残り30分の見直し時間
1)いくつか問題で〇Xの数と答えの番号が合致しているか、マークミスはないか
2)最初に、計算を伴う問題と、特29条の2と優先権のような先後願問題
3)自信のある問題、問題を読んですぐに答えが分かった!と思った問題
4)少し迷った問題
5)迷いに迷った問題、さっぱりわからなかった問題
おおよそ、こんな順番で見直しをしました。効率よく見直しするために、問題の一番上に〇△Xの印つけておく。模試でも同じ印つけてました。
答練や模試のいくつか問題で、問題文の「正しいものは」と「誤っているものは」を取り違えるというミスをしたため、最初に確認。
本試験の緊張の中では、小学生でも間違わないような掛け算を間違う可能性あり。時系列を伴う先後願問題もうっかりミスの可能性あり、さらに正答率が高く絶対に落とせない問題。なので最優先で確認。
この問題わかる!と思ったものは、実は落とし穴の可能性があるので、これも早めに確認。加えてそういう問題は、条文などの知識が頭に入っているため、最初に間違えていたとしても、見直しで修正できる期待値が高い。
迷いに迷った問題は、そもそも条文などの知識がぼんやりとしか入っておらず、最初の直感の方が当たっていたりして、見直したとしても、正しい答えが出せる期待値が低いため、後回しに。
どういう手法でいくかではなく(そこは答練で試して自分に合ったものを!)、本試験の当日にどれだけ落ち着くことができるか。分からない問題にばかり気を取られては、修正できたミスを見逃す可能性も。 全く緊張しないのも、かえって頭の働きが鈍くなりそうで、それはそれで問題ですが、そんな方は滅多にいないでしょう。
短答も論文も、試験開始前に校内を少し散歩して、着席してからは軽く瞑想していました。その話はまた後日に。
参加してます♪