散歩道

弁理士試験の話から。その先どこに行くかは未定です。

短答の勉強~早めにやっつけたこと

 よく講師の先生方が「本試験の日にピークを合わせる」と仰いますが、本当にそうだと思います。特に短答試験。それこそ講師をしている方でもない限り、365日あれだけの情報を頭に入れておくのは、ほぼ不可能。

 私自身も、「理解」という点では、勉強を始めた1年目に比べて、2年目の方がはるかに進みましたが、こと「記憶」という点ではがた落ちです。今年の短答試験の後で、問題をさっと流してみましたが、下三法どころか、四法についても「どうだったかなあ?」と迷うことだらけ。昨年の短答試験のまさに当日が、記憶のピークだったことを痛感しました。

《5月にピークを迎えるために、年内にやっておいて良かったこと》

 入門コースでは、この時期は短答基礎講座。特許が終わり、意匠、商標に入った頃。講座をwebフォロー。

 これと並行して、まとまった時間が取れる日は、「特許の審判、侵害訴訟」に時間を費やしていました。条文の100条以降です。

 入門講座だけでこの二つに接する人間にとっては、複雑怪奇で重くて難解。しかも審判は、条文の並びが訳わからない! そこで。。。

1)先ずはweb講義を聞きながら、レジュメの図で「流れ」を何となく把握

  特に、最初はチンプンカンプンの前置審査や無効審判と訂正の請求

2)レジュメと条文、交互ににらめっこして、条文のどこらへんに何があるのかを把握

  条文の細かいところを読んでると、時間かかるし眠くなるので、先ずは、条文番号の横に()で書いてある条文見出しで、おおまかなブロックを掴む。見出しだけでは、よくわからない条文だけ読む。

  「どこらへん」を把握しておかないと、論文でもかなりキツイです。

3)おおよその流れを掴んだら、無効審判なら無効審判の流れを思い浮かべながら、自力で、条文を拾っていって読む

  探すんじゃなくて、自力であたりをつけて拾うのがポイント

 

 重量級なのに、本試験では、これでもかという位に何問も出てくる特許の審判、侵害訴訟。

 まだ少しでも心に余裕のある年内にやっつけておいたことで、直前期に、理解することではなく、記憶することに専念できました。

 ♯ 昨年の短答本試験、審判が多く出たことに助けられましたが、何よりも、問題2の損害額の算出。一瞬ギョッとしましたが、102条は条文が頭に入っていため、落ち着いて対処できました。そうでなければ、しょっぱなからあたふたして、、、その後の問題への影響がどれだけ大きかったか。

 

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